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  • 事業内容

私たちの組合は、組合員の取扱う原木市売木材代金の共同集金業務を中心に、原木流通に関わる多様な業務の共同化に関する事業を行っています。

  1. 加盟木材市場の市売代金の集金
    住宅関連需要の動向に留意し、原木代金の期限内の計画的な入金と効率的な事務、業務運営を図り、厳しい経済情勢から関係団体と情報共有を行い、不良債権の未然防止に努める

  2. 木材市売の連携強化
    原木需要の拡大が予想されるなか、日田素材買方協同組合との連携を強め同組合員の需要(量的・質的)に対し安定的な原木の確保に取り組み、適正な組合運営と更なる業界の発展を図る。
    *日田素材買方協同組合員への安定供給
    *大径材の活用
  3. 木材流通の情報収集と提供(情報発信)
    ダイナミックに変化している林業・木材産業の多様な原木需要に対応し、合法伐採木材利用促進法に伴うトレサビリティーの確立に取り組む
    さらにCO2削減や水源涵養などの環境保全機能、国土保全機能、森づくりや技術の伝承による人材育成など流域で支える仕組みを検討し、フェイスブック・ホームページの活用により、消費者に広く伝える
    ・地域材の需要拡大:地域材による公共建造物の木造化の推進
    ・CO2削減や水源涵養などの環境保全・国土保全・人材育成などの機能を活用
    *森林環境税の活用による人材育成について
    *森林資源流通デジタルネットワーク化計画の推進

具体的な取り組みについて

・日田市及び周辺地域の木材市場との連携と多様な原木需要に応える 

  スギ、ヒノキ等の製材用の原木を集荷し、市売りする木材市場は、日田市内に7箇所(年間約60~70万㎥ / R4)、周辺地域に6箇所(年間約25万㎥)あり、林業、木材産業を中心とする筑後川流域は、木材の一大集散地を形成しています。(筑後川流域木材市場連絡協議会)流域連携
この協議会では、毎年原木市場の開催市日を協議し、多量なニーズに応えられるよう、取り組んでいます。
・また、特に日田素材買方協同組合員(日田市・福岡県浮羽、朝倉地区)の専門化された多様な需要に高性能選木機によりきめ細かい椪積を行い、更に新たな原木需要(バイオマス発電等)にも対応しています。
 

 
・森林・林業・木材産業・環境活動団体等との連携

地球温暖化防止活動としての森づくりは、環境活動団体が森林ボランティアとして取り組んでいます。これからの水源地域の森を、守り育て続けるには、森林・林業・木材産業による、経済活動を通した森林資源の循環利用が、大切と考えています。
森林・林業・木材産業の関係団体とボランティア活動や体験交流による森林の良き理解者である環境活動団体の皆さんとこれまで以上に深い理解に基づく連携が重要と考えています。
 
緑の基金、日新林業(株)協賛金などにより、森林の循環活動に支援しています。
・環境活動団体、筑後川流域関係地域との連携
 
 
 

・木材需要の拡大、森林・林業・木材産業の情報発信、人材育成に取り組む

・人材育成機関等との連携:県森林研修センター、日田林高等
・日田市から玖珠九重地域を一体とする筑後川源流地域と下流域との連携による水源の森を守る人材育成に取り組む。合わせて、基幹産業としての森林・林業・木材産業の情報発信をHP・FB等を活用して若者世代に情報の発信を行い、森林・林業への理解を深める。
また、公共建造物のさらなる木造化を進めるため、国・県等からの助成により建設される建造物(3階建以下)を原則木造化とするよう、要綱に記すよう取り組みます。
 

今後の取り組みについて

 

原木市場は、多機能型エンジン
 原木市場が持つ機能や組織力に加えて期待する近未来の原木市場をイメージしたものです
森林資源の持続的循環を経済活動により支え、循環型社会の森林資源サイクルをしっかりと繋ぐことで、地球温暖化防止に貢献したいと考えています 
原木市場は単なる原木市場から、主体的に働く多機能型エンジンの原木市場へと進化します

 

日田林工とAPUの学生及び林業・木材関係団体との協働により、日田地域の林業・木材産業への理解を深めることで、森林資源の持続的循環や地球温暖化防止に繋げたい
さらに、APUの学生を通じてアジア諸国への環境活動や木材需要(学校・保育園・医療施設等)の検討・起業について協議できる仕組みを検討したい

 

水源地域と下流域との交流が進められ、森林の持つ公益的機能への理解は深まってきました
しかしながら水源の森を守る人の人材不足は、深刻な状況にあります
持続可能な森林資源を育成する取り組みとして、人材育成を含め、水源地域を支援できる仕組(源流大学)が必要です